抹茶は、千休の抹茶ラテやお抹茶などの飲み物だけでなく、抹茶ラテ、チョコレート、クッキーにお塩など、色々な楽しみ方がありますよね。
色々な楽しみ方があり、好みに合わせて苦さや甘さを調節して味わえる抹茶は、老若男女問わず人気があります。
実は、抹茶は美味しいだけではないんです!女性にとっておきの効果がある栄養がたっぷり詰まっているんですよ。
この記事では抹茶の栄養成分と、6つの心と体に嬉しい効能をお伝えします。
抹茶とは?
抹茶とは、碾茶(てんちゃ)を乾燥させ、石臼で粉末状に挽いたものです。
元々は10世紀の中国で飲まれ始めたと言われています。
日本でも15世紀には「茶道」が生まれ、飲み物を超えた伝統文化の1つとして、深く浸透してきました。
現代では、お抹茶を点てて飲む「茶道」だけではありません。
抹茶ラテ、チョコレートやケーキなどの和洋菓子、天ぷらにつけるお塩などさまざまな楽しみ方が生まれています。
そんな日本でも人気の抹茶ですが、美味しいだけではなく、実は栄養成分が豊富な食材であることをご存知でしょうか?
海外でも近年抹茶に関するお店が増えており、栄養に注目して「スーパーフード」とも呼ばれるほどなんです。
栄養成分や効能の秘密を知ると、もっと美味しく抹茶が味わえるのではないでしょうか。
日本で親しまれているお茶「緑茶」と「抹茶」の違い
抹茶といえば、日本で昔から飲まれているお茶ということで、緑茶も栄養豊富なのでは?と思われる方も多いのではないでしょうか。
緑茶ももちろん体に良い栄養素がたくさん入っています。しかし、緑茶に含まれる成分の中には、β-カロチン、ビタミンE、食物繊維など水に溶けにくいものもあるので、体に取り込むことができません。
一方、抹茶は茶葉に含まれる栄養素をそのままとれるため、より効能を感じやすいと言えるでしょう。
抹茶最強説!?抹茶の栄養成分と気になる効能
実際に、抹茶がどのような栄養成分が含まれているのかご紹介します!
カテキンが世界から注目——健康を助ける
カテキンはポリフェノールの1種で、抗酸化作用や血糖値の上昇を抑える作用がある成分です。
血糖値の上昇がゆるやかになることで脂肪が増えづらくなるため、太りすぎ対策におすすめです。
最近では「カテキン入り」の市販飲料もあり、健康を維持するために注目を浴びている栄養成分ですよね。
カテキンは抹茶・緑茶のほかに、柿やりんごなどの果物にも含まれていますが、果物よりも抹茶・緑茶の方が含有量は多いとされています。
さらに、抹茶は茶葉をそのまま飲めるため、カテキンが緑茶の約2倍含まれると言われています。
もちろん抹茶を飲むだけでダイエット効果があるわけではありませんが、ダイエットの助けになる成分が含まれていると考えると嬉しいですよね。
今では世界中から、カテキンの機能に関する多くの研究報告が生まれており、注目されている成分の1つです。
テアニンでリラックス
テアニンは、今注目の栄養素でアミノ酸の一種です。
副交感神経の働きを活性化し、脳の興奮を抑える働きがあるため、高ぶった気持ちを静めて癒し・リラックスできると言われています。
眠れない日が続いたり、何となく落ち着かない時にテアニンが入った抹茶を飲んでみるとよいでしょう。
リラックス効果に加えて、テアニンの副交感神経の活性化により自律神経が整うため、末梢血管の収縮を抑えられます。
そのため、体が冷えがちな冷え性の人や、夜の寝つきの悪い人におすすめです。
うま味成分でもあるテアニンは緑茶にも含まれていますが、抹茶には緑茶の10倍もテアニンが入っていると言われています。
紅茶やほうじ茶など他のお茶と比べても、テアニンを摂るなら抹茶!というぐらいの優秀さなのです。
抹茶ラテや抹茶のお菓子をを食べると、なんとなく癒やされた気持ちになるという感想を持つ方も多くいるかと思います。
その原因の1つは、このテアニンなのかもしれませんね。
ビタミンCで皮膚や粘膜の健康維持を助ける
抹茶にはビタミンが豊富に含まれています。
中でも気になる栄養成分は、やはり皮膚の健康維持を助けてくれるビタミンCではないでしょうか。
ビタミンCについては、下記の記事にわかりやすく、そして詳しく書いてあるので、ご覧ください。
ビタミンCが足りないと老化が進む!?
皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれたり、抗酸化作用があったりと、ビタミンCは女性に嬉しい栄養成分ですよね。
ビタミンCといえば、レモンなど果物のイメージが強いかもしれませんが、実は意外にも抹茶にたくさん含まれているんですよ。
ビタミンCは通常水に溶けてしまうのですが、抹茶はお茶の葉っぱをそのまま摂取できるため、安心して飲むことができます。
また、ビタミンCはカテキンと一緒にとることによって相乗効果があり、両方とも入っている抹茶は万能!
飲むだけで摂れる抹茶の栄養は、ハリのある生活に役立ち良いことづくしなのです。
ビタミンA,E,Kもしっかり抹茶で摂取できる!
ビタミンCに並んで、ビタミンA,E,Kなども、抹茶には豊富に含まれています。
レバーやうなぎなどに多く含まれるビタミンAは、発育を促進したり、肌の健康を維持したり…など、体に大切な役割をもっています。
また、ビタミンEは抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素。
体内での酸化は、老化を促したり、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす可能性があるのです。
なので、ビタミンEを摂取することによって、そのような疾患を予防することができます。
ビタミンKは、正常な血液凝固能を維持する栄養素。
葉っぱをそのまま体内に取り込む抹茶だからこそ、これほど様々なビタミンを摂ることができるのです。
カフェインで認知症予防
抹茶には、1g粉末当たり32mgのカフェインが入っています。
60mlのお湯に小さじ1杯(約2g)の粉末を入れると考えると、コーヒーと同じくらい含まれる計算になるんです。
抹茶(60ml,2g) | コーヒー(150ml,10g) | |
カフェイン含有量 | 64mg | 60mg |
引用:CHAKATSU
カフェインといえば、眠いときに飲むコーヒーに代表されるように、眠気覚ましのイメージが強い成分ではないでしょうか。
カフェインを摂りすぎると眠れなくなる、興奮状態が続くなどネガティブに考えられている方もいるかもしれません。
しかし、カフェインには働く人に嬉しい効能があります。
それは、
- 集中力を高める
- 疲労や眠気を軽減する
ということ。
また、実は②でご紹介したテアニンには、カフェインの持つ興奮作用を抑制する働きがあるのです。
コーヒー1杯と同じくらいのカフェインが含まれているにも関わらず、抹茶を飲むとほっとしたりリラックスする印象が強いのは、テアニンの効能の1つと言えるでしょう。
なかなか日常生活では認知症予防まで考えられないかもしれませんが、何気なく飲んでいた抹茶にそんな嬉しい秘密があったなんて、ますます抹茶を飲みたくなってしまいますよね。
ミネラルで毎日スッキリ
抹茶には、
- カルシウム
- 食物繊維など胃腸の動きを整えるのに必要な栄養成分
などのミネラル成分が豊富に含まれています。
食物繊維は水溶性と不溶性に分かれますが、抹茶には不溶性が多く入っています。
腸の動きを促してくれる効能があるため、スッキリするのにおすすめです。
食物繊維は野菜や海藻でも摂れますが、癒しの抹茶タイムに腸の動きを促すことを一緒にできるなんて、ちょっとお得感がありますね。
ただ、カルシウムは摂りすぎると便秘になりやすくなってしまうことも分かっていますので、飲み過ぎは注意です。
抹茶の泡のもと「サポニン」の効果
サポニンなんて聞いたことがない!という方もいるかもしれません。
サポニンは、主にマメ科植物の葉・根っこに含まれる成分です。
抗菌・抗ウイルス作用があるため、石鹸に使われることもあるんです。身近なものだと、あの納豆に含まれる栄養成分なんです。
サポニンの効能については、こちらの記事に詳しく書いてあるのでご覧ください!
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/saponin/
このようにサポニンは、健康に良い栄養成分なんです。
また、水に溶かすと泡を作り出す性質を持っているサポニンは、お抹茶を点てた時の泡の正体でもあるのです。
抹茶に浮かんでいるふわふわとした気泡はサポニンからくるものだったなんて、驚きですよね。
他の大豆製品にも多く含まれるため、例えば抹茶ラテのミルクを豆乳にしてみると、サポニンをたくさん摂取できますよ!
なかなか普段は食べないという方もいるかもしれませんが、色々な飲み方・食べ方がある抹茶なら手軽に摂取できるので、おすすめです。
抹茶習慣は美しく健康的な人への一歩
今回は、抹茶に入っている栄養成分と効能をもとに、嬉しい6つの秘密をご紹介しました。
抹茶には、美肌効果やダイエットなど、たくさんの嬉しい効果効能がありますね。
しかし、飲みすぎには注意です。
例えば、抹茶を2杯3杯と飲み続けると、気づかないうちにカフェインを大量摂取することにもなります。
みなさんがご存知の通り、カフェインは摂りすぎると眠れなくなったり、神経が過敏になるとも言われています。
抹茶に含まれているテアニンはカフェインの興奮作用を抑える働きがありますが、飲みすぎには注意したいですね。
夜寝る前に飲まない、飲みすぎないことに気をつけて、美味しく健康的に抹茶を味わいましょう。
また、濃いお抹茶を何倍もおかわりするのではなく、ミルクでわってラテにしてみたり、氷を入れて少し薄めて飲むと、飲みすぎないのでおすすめです。
千休の抹茶商品は、とっておきの宇治抹茶をつかっていて、香料着色料も不使用。
宇治抹茶100%なので、抹茶の魅力をまだ知らなかった…という方は、ぜひ抹茶を飲んで感じてみてください。